順序尺度「軽傷、重傷」「低値、高値」に割り当てられる数字

「軽傷、重傷」と「低値、高値」はどちらも定性的データで順序尺度に該当します。順序尺度は順序には意味があるが間隔には意味のない尺度であり、例えば低値<高値はいえますが高値-低値は特定の値に定まりません。

一方、「軽傷、重傷」と「低値、高値」には当てはめられる数値の符合が異なると考えられます。「軽傷、重傷」の残りはおそらく「無傷」なので無傷<軽傷<重傷と並べられ、例えば無傷0<軽傷1<重傷2のように非負整数が割り当てられます。「低値、高値」の残りはおそらく「正常値」なので低値<正常値<高値と並び、例えば正常値を0とするか1によって低値0<正常値1<高値2や低値-1<正常値0<高値1と任意の整数が割り当てられます。

実際には順序尺度の数値に大小関係以外の意味はないので軽傷-500でも構わないと思うのですが、残りを考えることで当てはめられる数値の符号が定まること、なんとなくおもしろいなあと思いました。