トイレの謎空間の名前

少し広いトイレでは洗面台と複数の個室をつなぐ空間があります。男子トイレであれば小便器のある空間、個室を行き先とするなら通路、個室の外と呼べますが、あれの名前は一体いったい何なのでしょうか。

もういっそ個室の前とか個室の外、小便器区間とか呼んだらよいのでしょうか。あの空間、謎です。

トイレ、個室(トイレ)、便器は異なる

トイレのスリッパについて書きながら考えていたのですが、トイレ、トイレ内の個室、便器って物理面だけでなく機能面で異なる概念なのですね。今更ですが。

便器は排泄場所の提供という機能を持ちます。一般的な洋式便器なら椅子としての機能から休憩場所も提供しますが、小便器には腰掛けられないので便器一般とは言えません。場合によっては自動水洗機能も提供するかもしれません。

個室は遮蔽空間の提供という機能を持ちます。この機能から便所飯やサボリといった使用方法も派生しています。なお棚、服掛け、便器のコントローラーやセンサー、トイレットペーパーの設置といった機能も持ちますが、これらはより広いトイレ自体にあっても機能は提供できると考えられます。

トイレは洗面台、スリッパ、ハンドドライヤー、小便器の並ぶ空間、小便器、周壁、仕切り壁?、個室、棚といった設備を含むことができ、設備に対応した機能を持つ意外と広い概念です。家庭のトイレは個室と一致することが多いかと思いますが、これはトイレという概念が個室を包含するからと考えることもできると思います。

実際にはトイレにも色々あると思いますが、機能面で考えてみるとなかなかおもしろいなと思いました。なお最大の収穫は表面積を増やして便器の設置するを増やすだろう仕切り壁?を意識できたことでした。

トイレのスリッパの数とUI

先日、トイレのスリッパに普段とは異なる機能が与えられていることに驚きました。トイレのスリッパは足の汚れを防ぐとともにトイレ内の汚れを持ち出さない機能を持つ履き物ですが、そこではスリッパと便器の数を等しくすることで便器が使用可能であるかを迅速に知らせる機能を与えられていました。

一般的なトイレは排泄と衛生を目的として便器、洗面台、ペーパータオルあるいはハンドドライヤー、鏡などが設置された場所です。その許容量は利用目的により変化しますが、主な利用目的が便器であれば許容量は便器の数と使用時間により定まると考えられます。

スリッパが便器の数以上に設置されていた場合、使用者は好きなスリッパを選ぶ自由と便器の可能な限り近くで待つ方法を得ることができます。一方、スリッパが便器と同じ数だけ設置されていた場合、使用者はスリッパの有無で便器が使用可能かどうかの判断する方法を得ることができます。

特に少し離れた場所にもトイレが存在する場合、トイレの待ち時間を少しでも減少させられると考えられます。また、トイレの提供者としては掃除の度にスリッパを退かして並べ直す時間、スリッパを洗う時間を減らすことができるかもしれません。

色々と考えましたが、スリッパひとつでも機能を与えることができるってすごいなと思いました。スリッパはトイレのユーザーインターフェイス(UI)の一部であり、デザイン次第で利便性を与えることができるのだなと。

ほかの場所ではスリッパあるいは持ち運びできるオブジェクトはどのように機能しているものでしょうか。

あと「使用者」の部分に無意識で「私たち」と書いていましたが、自分が無意識にトイレの使用者であり、その前提で文章を書こうとすることに気づきました。

新型コロナウイルスとその感染症の名前

COVID-19は病気の名前、2019-nCoV (2019 novel coronavirus、WHOによる暫定的な名前)あるいはSARS-CoV-2 (ICTVによる学名、CGSのプレリリース)はウイルスの名前です。COVID-19はCoronavirus disease 2019の略で2019-nCoV感染症あるいはSARS-CoV-2感染症を意味します。

また英語圏のニュース記事ではしばしばCovid-19と記載されていますが、WHOの公式は全部大文字のCOVID-19です。AIDSはAidsと書かないかと思います。

WHOがCOVID-19という名称を会見で発表した直後、おそらく迅速性を優先した英語マスメディアが"offical name"のような表現で表し、日本語マスメディアはその部分を省略して訳しました。結果、一部のウェブメディアでウイルスと病気の名前が混乱しているように感じます。

一般的には細かな情報となりますが、ある場所にCOVID-19が存在しなくても2019-nCoV (SARS-CoV-2)は存在できます。不顕性感染、症状が弱くてCOVID-19と診断されない場合です。不要におびえる必要はないかと思いますが、できたら正確な情報を。

蛇足ですが、日本語のGoogle検索は日本語の検索結果を優先するので間違った情報が上位に表示されることもあります。情報源にもたどり着きにくいです。正確な情報を迅速に入手したい場合は英語版のGoogle検索などを使うことを推奨します。

試し行動の提唱者と英語が分からない

学生時代にふとしたきっかけで「試し行動」という言葉を知りました。子どもの発育や見捨てられ不安に関連して現れる行動とありますが、専門外なので正確な定義も提唱者も分かりませんでした。J-StageGoogle検索で調べてみましたが、今でも分かりません。

日本語で「試し行動」を検索するといくつものサイトがヒットするのに提唱者を辿れるページは見つけられず、英語を記載した唯一のページを参考にさらに検索して以下のSpringerの情報ページが何とか見つかりました。少なくとも"testing the limits"が試し行動の英訳なのかなと想像しますが、これも参考文献が書籍なので裏付けを諦めました。

歴史や哲学については参考文献の塊であることを認識しているので理系文系と分けるつもりはありませんが、ある単語について参考文献がここまで見つからないのは何ともと。専門書を当たらず、おそらく探し方の下手な自分が悪くもあるのですが

「肉の日」と語呂合わせ

「肉の日」について考え続けていたら29日も「肉の日」であることに気が付きました。「肉の日は2月9日のこと」と定義してしまうと29日は除外されますが、「語呂合わせでニクと読めれば肉の日」と定義してしまえばどちらでも良い。

同様の考え方でX月X日(X/X=1の日)のXは1~12の任意の自然数となります。どちらもどうでも良いことではありますが。

「肉の日」と環境

スーパーに立ち寄ったら「2/9は肉の日」ということで肉の安売りをしていました。スーパーにとっては肉の日、スーパーの買い物客にとっても肉の日。でも一度小学校に行けば「2×9(ニク)18の日!」という声が聞こえてきそうですし、言語が違えば「肉」の発音が異なったり、そもそも肉という言葉がないこともあります。

2/9はスーパーという環境ではことわりなく肉の日ですが、義務教育という環境では乗算や除算(2/9=2÷9とも)の日でもあります。プログラミング的に発想すれば、私たちの脳内スコープには連想用辞書が存在しており、そのキーは環境(場所や季節など諸々の組み合わせ)だと想像されます。

辞書 Aさん.脳内.連想用辞書(環境)

この辞書にも科学的な名前があって連想用辞書の名前にも引数の形式にも学術的な定義があるかもしれませんが、そこまで調べてきれてはいません。私とブログというこの環境ならそれでも良いのかなと思っています。

飛ばしたこと